はじめに:ありのままの自分を受け入れることが本当に大事?
最近よく耳にする「 自己肯定感 」という言葉。
「 ありのままの自分を受け入れよう 」といったメッセージは、特にSNSでもよく見かけます。
もちろん、自分を否定ばかりしていてはしんどいので、自己肯定感を高めることは大事です。
でも、その「 ありのまま 」に甘えすぎてしまうと、成長のチャンスを逃してしまうこともあるんじゃないでしょうか?
私は、自己肯定感だけではなく「 自己効力感 」を育てることがもっと大事だと思っています。
自己効力感とは「 自分にはできる! 」という感覚。
小さな成功体験を積み重ねて「 この目標はクリアできる 」という自信を持つことが、人生を前向きに進める原動力になるんです。
では、自己肯定感と自己効力感、それぞれの違いとバランスの取り方について、一緒に考えてみましょう。
自己肯定感と自己効力感の違い
まずは自己肯定感と自己効力感、それぞれの意味を整理しておきましょう。
- 自己肯定感:ありのままの自分を受け入れる感覚。「 自分はこれでいいんだ 」と安心する心の余裕
- 自己効力感:「 自分にはこれができる 」という感覚。自分の行動や成果に対する自信や期待値のこと
自己肯定感が高いと、心が穏やかになり、ストレスを軽減できます。
一方、自己効力感が高いと、困難な状況にもチャレンジする意欲が湧きやすくなるんです。
ポイントは、この2つをバランスよく持つこと。
自己肯定感に偏りすぎると、「 今の自分で十分 」となり、努力や挑戦を忘れてしまうこともあります。
逆に、自己効力感が高まると、自分の可能性を信じて成長し続けることができます。
なぜ「 自己肯定感の高めすぎ 」は危険なのか?
自己肯定感を高めることは大事です。
ただし、これが「 現状に甘える 」ことに繋がると、かえって停滞の原因になってしまいます。
たとえば、「 今の自分でいい 」と思うあまり、チャレンジを避けたり、改善すべき部分を放置してしまうとどうなるでしょうか?
「 現状維持 」が習慣化し、成長する意欲や活力がどんどん薄れていく危険があります。
もちろん、自己否定に陥る必要はありませんが、現状に満足しすぎると、挑戦するきっかけを逃してしまうんです。
自己効力感を高めるための方法
では、どうすれば自己効力感を高められるのでしょうか?
私の答えはシンプルで、「 小さな成功体験を積み重ねる 」ことです。
- 小さな目標を設定する
「 今日はこのタスクを終わらせる 」「 朝10分だけ運動する 」といった手の届きやすい目標を作ります。
大事なのは、それをクリアできたら自分をしっかり褒めることですね。 - 勝ちグセを意識的につける
小さな成功を積み重ねていくと、「 自分にはできる 」という感覚が自然と身についてきます。
たとえ失敗しても、「 次はこうすればいい 」と思えるようになり、挑戦を続けられるんです。 - 努力の結果を振り返る
1日が終わったときに、「 今日はこれができた 」と振り返る習慣を持つと、達成感が増します。
その感覚が、自己効力感を高める原動力になります。
私も、ブログや弊社のエステサロンの仕事が、最初から全部うまくいったわけじゃありません。
むしろ、「 今日の予約が1件増えた! 」といった小さな成功をコツコツ積み重ねてきたから、今があると思っています。
まとめ:バランスの良い自己承認が大事
「 自己肯定感を高める 」ことは悪いことではありません。
でも、それだけに頼るのではなく、自己効力感を育てることが、結果的に自分を本当の意味で認めることに繋がります。
日々の中で、小さな目標を達成する経験を積み重ねていきましょう。それが「 ありのままの自分 」を肯定しながらも、未来に向かって進んでいける力になるはずです。
さあ、今日も「 小さな勝ち 」を探していきませんか?