マーケティング

推し活心理5段階で個人事業主がファンを作る方法

こんにちは、シオタニアキラ
@akiraaaaa_man )です。

最近、僕の周りでも「 推し活 」って言葉をよく聞くようになりました。でも推し活って、アイドルや芸能人だけの話じゃないんですよね。SNSでも同じような心理が働いているんです。

例えば、タイムラインで「 あ、この人おもろいな 」って思ってフォローした人がいるじゃないですか。ここで想像してみてほしいんですが、あなたはその人がどんな価値観を持っているのか、どんな生活をしているのか、どんどん気になってきませんか?プロフィールを見に行ったり、過去の投稿を遡って読んだり、他のSNSもチェックしたり。

そうすると、気がついた頃には、その人の発信を全部追いかけるようになって、新しい投稿があるたびに「 今度は何を話してくれるんだろう 」って楽しみになるんじゃないでしょうか?( 僕はなります )

そして、その人が新しいサービスを始めたり、何かに挑戦したりすると、「 応援したい 」「 私も参加したい 」って気持ちになる。

これって、まさに推し活の心理メカニズムそのものなんです。

実は、この推し活の心理プロセスを理解すれば、個人事業主やフリーランスの方が、お客さんとの関係を深めて、長期的なファンを作ることができるんです。

個人事業主やフリーランスのよくある悩みとして

  • お客さんがなかなかリピートしてくれない
  • 価格競争に巻き込まれて利益が出ない
  • SNSで発信してるけど、フォロワーがあまり関心を持ってくれていない

などをよく聞きますが、実は、これらの悩みを解決する鍵が、この推し活の心理プロセスにあるんです。

推し活心理を理解して活用すれば、お客さんがあなたのサービスを「買わされる」のではなく、「応援したくて買う」という関係を築くことができます。そして、その結果として価格競争から脱却し、長期的な信頼関係を構築できるんです。

 

いかがでしょう?

この記事にも興味が沸いてきて、続きはどんなことが書いてあるのか、気になってきたんじゃないですか??

なぜ個人事業主に推し活心理が必要なのか?

推し活って、芸能人やSNSの有名インフルエンサー、大手企業の有名社長だけじゃないんですよ。

中小企業やひとり社長の個人事業主でも推し活するファンの心理を理解すればずっと購入し続けてくれる、もしくは通い続ける、VIPなお客さんが増えるんです。

Threadsにも投稿したんですが、

画面をタップするとThreadsの投稿に移動します。

「推し活心理の5段階」
1. 認知段階:「あ、この人おもろいな」
2. 興味段階:「もっと知りたいな」
3. 共感段階:「この人、わかってくれてる」
4. 応援段階:「この人を応援したい」
5. 布教段階:「みんなにも教えたい」

※Threadsの投稿より引用→ https://www.threads.com/@akiraaaaa_man/post/DORtmXdEsqY

 

僕もSNSを10年以上続けてきて、フォロワーとの関係が深まるたび、今もブログやLINEで繋がりが続いています。

うちも妻とエステサロンを経営してますが、現場でお客さんと直接接している妻を見ていても、

「 ○○さん、私の大好きな○○さんには今日はこれを絶対伝えようと思ってたんですぅ~ 」

っていうだけでお客さんが身を乗り出してきて、

「 あんたが言うんならええもんなんやろ?もう説明はカンタンでええからそれ、はよ見せてぇな! 」

っていうように、もう買う前提で話を聞いてもらえてます。
( そしてコース契約や、商品のお買い上げにつながってます )

うちのサロンの成功事例の話にもあるように、このAI時代に「 どう差別化すればいいか 」と悩む個人事業主の方には、この推し活心理がひとつの答えになるはずです。

AIがこれだけ僕たちの日常に影響を与えている中で、それでも人で選ばれるようになる。

全国的な認知度があるわけでもない中小企業が、ごく一部の地域で、ごく一部の根強いファンを作り、気に入ってくださるお客様がいる。

個人事業主、スモールビジネスの業界では特にこの人との関わりや信頼というのは重要です。

信頼関係の重要性についてはこちらの記事で詳しく書いていますのでこちらも併せて読んでいただければ。

なぜ「人で選ばれる」のか?AIにはできない相互理解で築く信頼関係

 

今読んでいただいているこの記事は、上の紹介したリンク先にも書いている、人で選ばれる信頼関係についての話の中でも特に「推し」「推し活の心理」をいかにビジネスに活かすかという部分に絞ってさらに掘り下げた話です。

ところで、ここまで、当たり前のように「 推し活 」って言葉を使ってきましたが、それくらい今ではあちこちで聞くワードになってますよね?

実際のところ、推し活ってどれくらいの経済効果があるのか?調べてみたんで、次の章では軽く「 推し活ビジネスの背景 」もお伝えします。

推し活ビジネスとは?年間3.5兆円市場の心理メカニズム

推し活ビジネスとは、お客さんがあなたのことを「 推し 」として応援してくれる関係を築くビジネス手法です。

個人事業主にとっても、単なる取引を超えたファン作りは、安定した収益を生み出すようになるんですよ。

ビジネス業界で「 ファン化 」というワードを見かけるようになって久しいですが、まさにこのファン化は推し活のプロセスです。

※ 先ほどお話しした、推し活心理の5段階はこのプロセスを5つのステップに細分化したものです。

推し活市場の驚異的な成長

推し活市場は年間約3.5兆円という巨大な市場に成長しています。

これは、人々が「 好きな人・モノを応援したい 」という強い欲求を持っていることの証拠です。特にSNS時代では、この心理が加速しています。

推し活ビジネスをここまで大きく成長させているのは、まさにその推し活市場の中心にある、SNSの効果でしょう。

X(旧Twitter)やインスタ、Threadsでバズった投稿から何か才能を持った新しい人材が見つかり、そこから有名人になっていくっていうレールも最近は増えてきていますよね。

2024年の1年で、日本全体では3.5兆円が動いてるんです。

「 推し活 」をするファンによる経済効果は、4兆円を超える勢いは止まりませんね。

これをご覧ください。

【3】推し活への出費は年間約25万円。日本全体では1年間で約3.5兆円が推し活に。

推し活に1年間でかけた金額を聞いたところ、平均1人あたり255,035円という結果になりました。

この1人あたりの推し活出費額と推し活人口から、日本の15歳~69歳男女が1年間で推し活に使う費用を算出すると、約3兆5千億円という結果に。推し活総研がこれまで実施してきた調査やインタビューでも、推し活が様々な関連消費を生んでいることが見えていましたが、今回初めて推し活消費全体の金額≒推し活市場規模を見える化することができました。

 

なぜ「推し」は特別なのか?

さきほどの引用元の推し活市場の大半は、芸能人やスポーツ選手などの「 推し 」の経済効果です。

ですが、ビジネス活動においても、お客さんを感動させる、魅了することによって、商品やお店、さらにはあなた自身を推してくださるファンが生まれます。

今日お伝えした推し活心理の5段階の最終段階は【 布教段階:「 みんなにも教えたい 」 】でしたよね。

これ、もう勘がいいあなたならお気づきかと思いますが、これこそがクチコミにつながるんです。

以前なら、ママ友同士のランチや、ご近所さんとの会話で拡がるのがほとんどでしたが、今はそのクチコミの伝え方も変化し、SNSで拡散されて以前とは比べ物にならないくらいに大勢に伝わる時代になっています。

ただ、知ってる、なんかいいな、くらいの話ではない、もう、べた惚れレベルの方からの発信が徐々に身近なフォロワーに伝わり、そこから波紋状に「 みんながいいって言うてるから気になる 」レベルの人まで巻き込みどんどん輪が広まっていくんです。

推し活には、以下のように一般的な消費行動とは異なる心理メカニズムが働いています。

  • 感情的なつながり:単なる商品購入ではなく、応援したい気持ち
  • 継続的な関係:一度きりではなく、長期的な支援
  • クチコミ効果:自発的に他の人に紹介したくなる
  • 価格への寛容性:多少高くても「応援のため」に購入

普段使いの日用雑貨は安いものが売れますし、チラシなどから情報を得ても、その情報をあまり周りの人に伝えまくるっていう現象は起きないでしょう。

これはその商品や人に圧倒的な信頼をおくほど好きだからです。

ではなぜこのようにブログの記事にしてまで、個人事業主こそ推し活心理を理解して活かせ!というのか?

それは、個人事業主やスモールビジネスは大企業と違って、フットワークも軽く、お客さんひとりひとりに親身になって関わることもできるからで。

ひとりひとりの顔が思い浮かぶ、会話の内容も思い出せるくらいの深くて濃い関わり方は、相手を理解するだけでなく、お客さんからも、自分のことをよく知ってもらえます。

そうすると、人間性や価値観が伝わりやすくなるので、興味がどんどん深くなり、推し活心理の5段階を1ステップずつ上がっていきやすいんです。

つまり、数はめっちゃ多いわけではないけど、個人事業主やスモールビジネスにおいては、圧倒的に濃いファン( 推し )が占める割合が増えやすいからなんですよ。

この心理メカニズムを理解して活用すれば、お客さんがあなたのサービスを「 買わされる 」のではなく、「 応援したくて買う 」という関係を築けます。

僕とSNSで普段から近しい関係性を持ってくれているフォロワーが、こんな長文のブログ記事を読んでくれたり、メルマガ、オープンチャットに参加してくれるのは、ホンマにこの推し活心理のメカニズムのおかげなんですよね。( ありがとうございます )

推し活心理の5段階とは?ビジネス活用の完全ガイド

僕はmixiから始まり、FacebookやTwitter、インスタ、ThreadsなどなどずっとどこかのSNSプラットフォームで発信してきたんですが、リア友以外のフォロワーが増え、反応が集まるまでには5つのステップがあると気づきました。

それがまさに【 認知→興味→共感→応援→布教 】のステップで、このステップってただ何となく知っていた有名人を追いかけるようになる「 推し活 」の心理と同じなんじゃないかって気がついたんです。

しかも、「 このステップは有名人に限らず、個人事業主や、リアル店舗のお客さんがリピーターになっていくステップとも同じやん 」って気づいたんですよね。よく聞く「 ファン化 」ってやつです。

あまり意識をされたことはないかもしれませんが、大企業や有名人だけがブランドを確立する、ファンを獲得するっていうわけではなく、個人事業主やスモールビジネスでも母数は違えどファンは作れますし、「 推し 」になれるんですよ。

この5段階は、僕が実際にSNS運用をしていて気づいた、フォロワーとの関係が深まっていく過程なんです。

僕がThreadsで投稿した「推し活心理の5段階」を、ビジネスに応用する方法を詳しく解説しますね。

1段階目:認知段階「あ、この人おもろいな」

心理状態:初めて知った時の第一印象形成
ビジネスでの重要度:★★★★★(すべての始まり)

僕は新しい人との出会いで「 この人と繋がりたいな 」と思ったら何か印象を残したいって思うんです。

だって、印象に残らなければ、相手の記憶から自分の存在が消えてしまう、忘れられてしまうので。

SNSで僕がよくやる方法は「 コメントで印象付ける 」ですね。

投稿で専門性のある発信をしている方と繋がる場合は、その人のマジメそうに見える部分以外を見たくなるんです。

なので、あえて共感コメントだけではなく、ちょっとしたボケをかましてみたり、投稿から少しズラしたコメントを返したりします。

ありきたりなコメントはたくさんのコメントの中に埋もれてしまうので、何かインパクトがあるコメントをするんです。

※奇をてらうやり方なので、確実に好きか嫌いか分かれます。

ただコメントでおふざけしてるわけではなく、僕は戦略的にやってます。再現性があるかどうかは不明ですがw

 

この段階で大切なのは、専門性と人間味のバランスです。

専門的な知識だけだと「すごいけど近寄りがたい」と思われるし、人間味だけだと「面白いけど仕事を頼むのは不安」と思われてしまうので。

この絶妙なバランスが「あ、この人おもろいな」「この人、他と違うな」という印象を与えるんです。

先ほど話したコメントのやり方は、キャラにもよるので再現性は低いかもですが、もう少し再現性の高い実践方法もありますよ。

 

具体的な実践方法:

  • 美容師さんなら:「髪の毛の豆知識」+「カット中の失敗談」
  • Webデザイナーなら:「デザインのコツ」+「制作中の裏話」
  • コンサルタントなら:「ビジネス知識」+「自分の失敗体験」

どんな業界でも、大半の発信は「 こんなことをしたらうまくいった 」という成功体験のシェアですが、成長段階や直面しているタイムリーな失敗談を話す人は少ないです。過去の失敗談はたまに見かけますけどね。

「 人の不幸は蜜の味 」という言葉もあるように、そういった視点で見る人もいます。

ですが、失敗から学んだことという型で発信すれば、人に与える発信になるんですよね。それにあまり大っぴらにやってる人は少ないし、正直さがあるのでいいねやコメントも集まりやすく、認知が広まりやすいのでオススメです。

2段階目:興味段階「もっと知りたいな」

心理状態:継続的に情報を求める状態
ビジネスでの重要度:★★★★☆(関係継続の鍵)

コメントでインパクトを与えて、投稿を見に来てもらう。

こういう時にギャップを見せてます。

「 あれ?ただのお調子もんのエンタメアカウントかと思ったら、マジメな発信もするんや 」みたいな。

ただ、これは諸刃の剣で、「 思ってた感じと違う 」ってなる場合もあります。

それでも、発信を読んで興味を持って毎回のように読みに来てくださるフォロワーもいるので、事例として挙げてるんですが。

 

この段階では、定期的な価値提供が重要です。

一度「 おもしろい 」と思ってもらえても、その後に何も発信しなければ忘れられてしまいます。でも、定期的に価値のある情報を提供し続けることで、「 この人の投稿、いつも勉強になるな 」「 また見に来よう 」って思ってもらえるんです。

興味が持続するようにSNSではやっぱりバランスが大事です。

SNS戦略:

  • 投稿頻度:基本的に毎日投稿
  • 内容比率:専門情報60% + 日常・人柄40%
  • エンゲージメント:関心を持ってくださってる方のコメントには必ず返信

3段階目:共感段階「この人、わかってくれてる」

心理状態:価値観の共有を感じる状態
ビジネスでの重要度:★★★★★(信頼関係の基盤)

専門性の投稿って既に誰かが発信したことと似てることが多くないですか?

逆に過去のエピソードやあなたの失敗談からの気づきなどは既視感がないけど、リアリティがあって共感されやすかったりします。

いいことばかり、素晴らしいと思えるような発信ばかりだと逆にうさん臭かったりするもので。

プライベートな日常の切り取りや、過去の体験談からの気づきが今にどう活かされているかみたいな投稿のほうが共感は集まりやすいんですよね。

「 あの人にもこんな一面があったんや! 」みたいに。

なので、僕は専門性の発信もしますが、人間性を知ってもらう投稿もたくさん発信するんです。

「 専門性×人間性 」は共感も集まりつつ、専門家としての情報も受け取ってもらえやすくなるので。

人としての信用が高まるのは、人間性、普段の価値提供の投稿からは見えない一面が見えた時だったりするんですよ。

この段階が、単なる「情報提供者」から「信頼できる人」に変わる重要なポイントです。

お客さんが「この人は私の気持ちをわかってくれる」「同じ価値観を持っている」と感じることで、深い信頼関係が生まれます。

実践のポイント:

  • 悩みへの共感:「 その気持ち、よくわかります 」を代弁する発信
  • 価値観の表明:「 僕はこんなことを大切にしています 」
  • 同じ体験の共有:「 僕も同じ経験をしました 」

この記事は未完です。続きは近日中に書き上げます。

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