自然光の入る室内で、向き合って話をする2人の実写風イメージ

マーケティング

無料相談の線引きは、料金だけでは決められない

こんにちは。シオタニアキラ(@akiraaaaa_man)です。

DMで仕事の相談が来ることってありますよね。相談内容を読んで、「これぐらいは教えてもええか」と思って、そのまま答えてしまったりしてませんか?

悪意があるわけじゃなくて、ただ目の前の質問に答えているだけのつもりで。

僕も軽い質問なら答えることはありますが、「これぐらい」が積み重なって、どこまで引き受けてるのか自分でもわからなくなってきたら、そこは考えたほうがいいです。

相手のためのつもりで、自分が認められたいだけになってないか。

そこまでやって、自分は納得できてるんかどうかってことです。親切にするなって話じゃないんですよ。ただ、よかれと思ってやってるからって、それで全部よしにはならないので。

DMやLINEでの相談って無料でできますよね。でも僕はコンサルやオンラインサロンでは有料で相談に乗っています。

なので、その無料と有料の線引きがあいまいなまま答え続けていると、その後のサービスにつながらないなんてことも、起こり得るんですよ。

「ありがとうございました」で満足して、そのまま去っていく人が出てくることもないとはいえないです。

でも、もしそういう人ばかりが集まってきているとしたら、その状況自体が、まぁまぁ大きな問題でもあります。

人情味はあっても、誰にでも同じだけ尽くすつもりはない

そういや、最近SNSで、「人情味がある」って立て続けに2、3人に言われたんです。もう2人以上に言われたら「よく言われるんですよ」って、言うてもいいですよね。

(「よく言われる」ってそんな程度でええのw)

で、ふと思ったんですよ。
「これって褒め言葉なんやろか、実はそうでもないんちゃうか?」って。

ふだんから穏やかそうとか、いつも笑ってるとか、似たようなことも言われるんですが、正直、自分ではそこまでいいところだとは思っていません。

とっつきやすさという部分では得してるところもあるかもしれませんが、僕の表情は遺伝によるもので、僕の内面とガッチリと一致してるとも僕は思ってないので。

人情味という部分を少し掘り下げていくと、たとえばDMやLINEのちょっとした相談事に「これぐらいは教えてもええか」で答えてしまうところが、人からは「相手のために動ける人」に見えているのかもしれません。

でもそれは、ビジネスをやっていく上では、そのままプラスに働くとは限らないんですよね。

他者からは良い特性やと思われているものが、商売の場面では、そのまま良くない方向に働くこともあるんじゃないか。

じゃあ、実際にどういう場面でそれが出てくるのかって話になるんですが。

正直にいうと、誰にでも同じようなアドバイスをするっていうのは僕はありません。めっちゃ贔屓します。

僕はめっちゃ贔屓します。

初見の人は、その方がどんな人かもわからないですし、表面的なアドバイスになりますね。

逆に普段からコミュニケーションが取れていたりすれば、もう少し丁寧な対応をします。

でもその先にあるお金をいただいているお客さんかそうでないかという部分でまたさらに贔屓の差が出ます。

それは当然といえば当然で、お金をいただいている方にアドバイスしている内容を、お金をいただいてない方に同じようにしたら、お客さんに申し訳ないですからね。

以前にnoteにもこの件については詳しく書いています。

「平等に扱う」は正義じゃない。僕の深くて濃い関係づくりの在り方

ところが、有料サービスの中でもやりすぎてしまっていた

無料のDMやLINEの相談だけじゃなくて、実は有料のオンラインサロンの中でも、似たような問題が起きていたんじゃないかって思ったんです。

これぐらいは全然大丈夫やろうと思って、いろいろアドバイスをする。それ自体が悪いとは思っていません。

でも、それをやってしまうことで、あまり良くない方向に動くこともあるんじゃないか、とも感じています。もちろん、全員がそうなるという話ではありません。

僕は2025年の6月に月額3,000円でオンラインサロンを始めたんですが、将来的には1万円以上のサービスにしていきたかったので「1万円以上の価値を届ける」という目標を立ててやってきたんです。

確かに「この値段でこれはありがたい」っていう声もありました。

でもそれが当たり前になってしまうと、提供する僕自身も「これだけやっている」という自己満足に浸ってしまうし、メンバーも「ここまで教えてもらえるのが普通」という感覚になってしまいかねないんですよね。

もちろん、どこまでのサービスを提供するかというテストでもあったし、当時はその価格だからこそ参加して、いろんなことを学べたというメンバーもいたのは間違いありません。

なので、当時のやり方が完全に間違っていたとは思ってなくて。

ただ、よかれと思って続けていることが、提供する側にも受け取る側にも、本当にいいことなのかは考えないといけないなと。

お金をいただいているからといって、それだけでサービスの線引きができるわけじゃないんですよね。

本業のエステサロンの業務をしながら、SNSでコンサルやオンラインサロンもやっている。そういう自分の状況を振り返ると、生活していく部分は、正直コンサルやサロンをやらなくても、日々の生活くらいなら、なんとかなるっちゃなるんです。

なので、そこまでゴリゴリに営業したり、勧誘したりしていないところが、自分にはあるんじゃないか?って、今までの行動を振り返ったときに、「そういうところはあるかもしれんな」と、感じました。

これって、もしかして自分はそんなにビジネスへのやる気がないんかな?、とも一瞬思いかけたんですが、いや、やる気がないわけじゃないんですよね。

でも、待てよと。

生活がなんとかなることと、自分が本当に望んでいることが実現できるかどうかは、別の話です。

勧誘しないこと自体が悪い(それでもお客さんが増えていくならとても素晴らしい話やん)とは思わないんですが、「生活はなんとかなっていても、ホンマに望んでいることは、それじゃちっとも実現レベルではないなあ」って思いました。

これはあんまり良くない。というかむしろ、全然アカンやんって。

もう一度、商売、ビジネスにおいての僕の在り方を見直す必要があるなと。

「人情、愛情の過剰は異常」なんですよ。

人情とか愛情って、相手のためだけなのか?

人に喜んでもらえるのは、誰しも単純に嬉しいと思うんです。

家族であっても、仕事じゃなかったとしても、それは変わらないでしょう。喜んでくれることが嬉しくない人って、あんまりいないと思うんですが。

でも、それって本当に、その人のためだけなんでしょうかね?

もし友達のために、これはしてあげたいと思ってやったとして、その友達が裏で自分のことを悪く言ったり、裏切ったりしたら。

「なんでや、あの時あれだけやったやろ」って思うんじゃないでしょうか。

僕やったら、思ってしまいますね。

見返りを求めているつもりはないけど、「そこまでやる必要はなかった」、と感じてしまう邪念だらけの自分がいます。

でも、少なからず、必要とされたい、認められたいという気持ちは、誰しもあると思うんですよ。

僕もある、きっとあると思う。というか、あるな、絶対に。(邪念の塊やん)

実際にまったくない人は、そういないんじゃないかって思うんです。だからこそ、人に裏切られたら、人って凹んだりするんじゃないか、とも思います。

そう考えると、よくしてあげたい気持ちの中に、相手のためだけじゃない部分が混ざっていても、おかしくないんじゃないかなと。

やりすぎが標準になると起きる弊害

「人情味がある」とか、世話焼きとか呼ばれるようなところを、全部捨てて、「世の中金や金ー!」ってなれば売上が伸びるのかっていうと、それもちょっと違うんじゃないかと思います。

ビジネスとしてやっていく以上は、「お金が稼げなくてもいい」なんていうのはウソになってしまいますけど。

まだ、僕自身、明確な答えがわかったわけではありません。

ただ、人との関わりを優先しすぎると、利益を追求する部分が後回しになることはけっこうありますね。

かといって、がめつくガツガツいくと、それはそれで煙たがられます。

サービスできる範囲でやる。これはいいと思います。ただ、「できるからやる」で増やしていくと、どこまでが本来のサービスなのか、自分でも曖昧になってくるんですよね。

さっきのオンラインサロンの話もそうで、僕は「この価格以上の価値を届けたい」と思ってやっていても、受け取る側には、その価格で受けられるサービスとして届くわけです。

そこで、こちらが「これだけやってるんやから」と思っても、それはこっちの事情じゃないですか。

こちらはサービスへの上乗せのつもりで続けていても、相手にとってはそれも含めて標準になる。

実際、僕はその後、サロンの価格を月額1万円に上げました。正直、不安もありました。

これまでのサービスに価値を感じて、価格が上がっても残ってくれるだろうと思えるメンバーもいましたが、どうだろう、ひょっとして厳しいかなとも感じていて。

ビジネスの土台作りももう一息というメンバーもいたので、残って欲しいなと願いながらの値上げでした。

結果として、値上げ後も参加を続けてくれたメンバーがいました。

「1万円以上の価値を届ける」という目標でやってきて、実際にその価格になっても参加してくれる人がいたことは、僕にとって自信にもなったし、いい経験にもなりました。

もちろん、まだまだ課題はありますけどね。

「商売っ気出してきたな」と思われる可能性は、今でもゼロではないと思っています。この先、場合によってはそれ以上の価格にしていくつもりなので、なおさらです。

よかれと思ってはじめたことでも、ずっと同じ形で続けていいとは限らないんですよね。

関係を大事にすることと、必要な指摘

僕がこの伴走型のコンサルやオンラインサロンのビジネスをやっていく上で、人との関わり、関係性をしっかり作っていくことは大事です。

でも、関わり方をどこまで広げるか、その境界線はあったほうがいいんやろうなと思います。

なあなあになってしまうと、たとえばコンサルタントが褒めてばかりだと、その人を本当に伸ばしきれるかというと、伸ばしきれないかもしれません。褒めて伸びるところも、もちろんあります。

でも、できていないところは、できていないとはっきり言わないと、甘くなってしまう。

要求も、ちゃんとしないといけないし、おかしなところは指摘したり厳しさも持ち合わせていないと。

褒めるだけの関係は、居心地はいいかもしれませんが、それだけで終わってしまいかねません。

これは、見返りを求めるというのとは、ちょっと違う話です。

これだけのことをやったら次も買ってくれるだろう、これだけのことをしたらこの高い商品も売れるだろう、というふうに見返りを期待してしまうのは、そこまでいくとあまり良くないです。

そうじゃなくて、自分がどこまでなら納得してできるかですね。

見返りへの期待と、自分が納得できる範囲でやることは、似ているようで、僕の中では違うものなので。

この「自分がどこまでなら納得できるか」という線は、関係の中で何を言うか言わないかだけじゃなくて、相手に何を、どこまで伝えるかという場面にも、同じように出てきます。

同じ内容を伝えるにしても、相手との関係性や、相談を受ける場が違えば、伝え方に差が出るのは当然だと僕は思うんです。

どの段階の情報が必要か

SNSやDMでノウハウや考え方を出すこと自体は、いいことです。ガンガン垂れ流していくほうがいいって思っています。

ただ、その場にいる人たちが求めている情報は、深くて濃い情報よりも、一歩手前の情報であることが多いんですよね。相談を受けるときも、同じように感じます。

それに引き換え、お金を払ってでも参加したいという人たちは、少し様子が違います。

「欲しい情報」よりも、「自分に足したほうがいい、必要な情報」を求めて来る人が多いように感じています。

ただ、これはお金をいただいているかどうか、という単純な線引きだけで決まる話じゃないんです。

相手が質問をしてくるかどうか。
話を聞いて、行動に移すかどうか。

そういう態度によっても、伝える内容や伝え方は変えたほうがいい、というのが今の僕の考えです。

無料だから浅く、有料だから深く、欲しいから無料、必要だから有料、という単純な話でもありません。

人情味と言われることを、褒め言葉として受け取っていいのかは、正直まだわかりません。

でも、それを全部捨てたら売上が伸びるのか、という問いは、ちょっと違ったなと。ここまで書いてきて、なんだか見えてきました。

(この記事の中盤はわからんって言うてたのに)

人情味を捨てる必要はない。でも、「相手が喜んでくれたらそれでええ」で済ませてたら、商売としてはアカンのですよ。

「これぐらいは教えてもええか」と答えるとき、相手が求めているものと、自分が満たされたい気持ちの両方が動いているかもしれません。僕にもそういう時はあります。その気持ちをなくせとまでは思わないですけど、それを相手に必要なことと、ごっちゃにしたらアカンなと。

自分はどこまでなら納得して関われるのか。相手の悩みや望みに対して、今はどの段階の情報が必要なのか。

料金も判断材料のひとつです。でも、料金だけで線を引くんじゃなくて、目の前の相手をちゃんと見る。その上で、どこまで、どう伝えるかを自分で決める。

次に誰かから相談が来たときは、そこも意識して答えてみることにします。

 

こちらの記事も併せて読んでみてください。人から信頼されるための法則をまとめています。
↓
関連記事:TRUST法則完全ガイド

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

無料と有料の線引きの話をしてきましたが、僕の無料のコミュニティも紹介しておきますw

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